嬉しいおくりもの

ぬ4月28日から5月10日まで開催された渡辺真砂さんによるインド民族画展。

インドの地を訪れ先住民族ワルリー族に根付くワルリー画に魅了され、ご自身でも描くようになった真砂さん。
いつも素敵なお召し物で、装うことを楽しんでいる彼女の展示は、多くの方にご来場いただき、大盛況で終えることができました。

そんな真砂さんから、展示の最終日、素敵なプレゼントをいただきました!
なんと、真砂さんが描いてくださったワルリー画です。

『今日、描いてたのよ。真ん中開けといたからあなた描きなさい』

いただいたA3の土色の台紙には、中央下部分のみ空白のまま白いペンで細やかに三角模様を重ねたシンプルな人間や動物が描かれていました。



ワルリー画は、インド西部のマハーラシュトラ州ターネー県に居住する先住民族ワルリーによって描かれる壁画。

季節的森羅万象に精霊が宿ると考え、万物を育む女神を拝むワルリー民族はが儀礼や儀式のひとつとしてワルリー画を描かれます。

もともと日常の中で描かれていた民族画は、今ではインド政府により世界的なアート資源として広がるようになったそうです。

土着の文化に流れる近代文明の力。

今では物質的な豊かさを目的とし商業的に描く方もでてきたそうです。



そんな中でも、お金をつくる目的としてではなく、己の中に降りてくるイメージを描くことを守り続けている方もいるそうです。

『彼らが描く絵は全然違うのよ。人を魅了するパワーがあるの。』

アート作品として世界に広がったワルリー画。

例えその流れの中で私がこの画と出会ったとしても、この民族を知るということはどこか自分自身が遠いインドの地に住むワルリー民族と同じ物体として繋がっていると感じることができる。国としての違いを超えてそこで暮らす人々と向き合うことができる。

そして、ありがとうの気持ちを送ることができる。



日本の地でワルリー画の魅了を伝える彼女。

展示では小さなお子様から、大学生など若い方も多くいらっしゃいました。

『若い人にも興味を持ってもらえて嬉しいわ。どんどん吸収していってほしい。若いあなた達はワインと同じ。熟成するほど味が出るのよ』

そんな真砂さんの展示、第2弾もすでに計画中です!お楽しみに!

いただいた絵には蛇遣いの女神様を描かせていただきました。

性格が表れる大きな女神となりました。

作品は1階のお店に展示させていただいています。まだ隙間もありますので、『私も描きたい!』という方はぜひスタッフまでお声かけ下さい!

他の方も描けるようにと白いペンも真砂さんはプレゼントして下さいましたので。



さて、2階の展示はがらりと変わり音楽試聴室として、当社の音楽事業部が展開する世界各国の音楽が自由に聴けるスペースとなっております。

次は世界各国から送られる音の対話をお楽しみください!